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ビジネスレポート

富士市に新たな産業支援拠点“f-Biz”が誕生

富士市産業支援センター

抱負を述べるセンター長兼プロジェクトマネジャーの小出氏(上)と新たな産業支援の拠点として期待される“f-Biz”の施設内。

富士地域の新たな産業支援の拠点「富士市産業支援センター“f-Biz(エフ・ビズ)”」が8月4日、富士市立中央図書館分館内にオープンした。

同日、同館で行われた開設記念式典には、富士市長や国・県・市の議員、行政、支援機関関係者ら約50人が出席し、開設を祝った。

挨拶に立った鈴木尚富士市長は、

「産業振興には、“人”によるきめ細かな個別、継続的支援が欠かせない。本センターでは、これに対応するため、豊富な人材を揃えた。企業の拠りどころとなるよう官民の総力を挙げて、本センターの運営を通じた産業の振興を図っていきたい」と述べた。

同センターは、富士市が平成17年度に策定した工業振興ビジョンを具現化する産業支援のポータルセンターとして設置したもので、「SOHOしずおか」や「はままつ産業創造センター」で、起業家創出や地域産業の活性化支援を手がけた小出宗昭氏が代表を務める株式会社イドムが運営を受託する。

相談室と交流スペースからなる81m2の施設には、センター長兼プロジェクトマネジャーの小出氏ら5人のスタッフが常駐。

課題解決を支援する相談事業、各種人材育成セミナー、講演会、交流会の開催や支援情報等の収集と提供、異業種・産学官連携支援、販路開拓支援など、幅広い支援事業を展開する。

小出センター長は、
「ここから多くのチャレンジャーが生まれ、富士市がチャレンジス ピリット日本一のまちになるよう、皆さんと力を合わせ、前に進みたい」と抱負を述べた。