「お客様の納得」第一の葬祭サービスを自負

静岡葬祭業協同組合
専務理事・館長 長澤順一氏

静岡葬祭業協同組合が昨年2月、静岡市清水区草ヶ谷に完成させた葬祭会館「シティホールたちばな」。その館長として経理、資材、備品管理、管理様式の整理など一切を行う。

「建物外観はコンパクトに見えますが、中は広く使い勝手もいい。施設・価格・サービス。全てが施主様に納得いただける施設であると自負しています」。
会館1階は150人収容の大ホール、2階は100人の中ホール、払い会場、霊安室を備えたほか、各階に宿泊施設を兼ねた遺族控室や僧侶控室などを設けている。

「葬祭事業者による共同施設のメリットを最大限に活かし、価格・サービスで葬儀改革を進めたい」。

2階中ホールでの通夜・葬儀（祭壇一式・施設利用料・控室使用料込み）が30万円で利用できるコースを含め、基本は6コースと料金体系は明瞭。利用者の立場でできるだけ安く、がモットーで「葬儀一式にかかる相場の70％程度でできる」と自信をもつ。

組合への就職は平成18年2月。長年、地元農協に勤務し、加工部部長、人事課長などを歴任。加工部ではデータ分析を駆使した独自の損益分岐点解析で利益貢献し、人事課では役職定年制を提案するなど、組織改革にもメスを入れた。

「外の世界も勉強したい」と農協退職後は、志太郡大井川町での大手系列の飲料工場建設に参画。その後は工場長として、経営を軌道に乗せた。

目下の課題は会館の知名度を高めることだ。幹線道路や市街地から離れていることもあり、宣伝効果が今ひとつ現れていない。「最近、職員を1人補充したので、これからはようやく営業活動に注力できる」と意欲をのぞかせる。

趣味はドライブ。67歳。

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静岡葬祭業協同組合 シティホールたちばな
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