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事務局 多士済々

整備士資格の取得で自信と説得力増す

浜岡自動車協業組合
事務長 中村 善彦 氏

平成6年8月、組合に就職。地元のメーカーに勤務していたところ、組合役員の要請もあって転職を決めた。

組合事業は、組合員から持ち込まれる車両の車検整備だ。台数は、年間2,000台を超える。就職当時は経理や労務を中心とした業務だったが、現在は車検入庫の管理や事業所管理責任者として現場職員の教育・指導をする立場にある。

「とはいっても、逆に教えられることも多くて、昨年、3級整備士の資格を取得しました。現場で専門用語が飛び交う中、”何それ?“じゃ、責任者として恥ずかしい。それに、ユーザーや周囲への説得力が違いますから」。

同組合は、車検整備のおこなう「一部協業」形態をとる。日ごろから、組合員と組合職員との密な連携が求められる。

「そのため、福利厚生事業にも力を入れています。5年前までは、1泊2日の旅行や忘年会、初詣とか。ここ数年は経費節減もあってバーベキューやボウリング大会などで、コミュニケーションを図るよう心がけています」。

悩みといえば、近年、進出著しいディスカウント車検との競合だ。昨年は中央会の助成事業でその対応にも研究を重ねてきた。

「我々はきちんとした整備を施し、お客様に安全を売る商売。現時点で車検さえ通ればよし、という考えではありません。たとえば、ブレーキパットが次回の車検までもたない場合でも、車検は合格します。でも早晩、整備が必要となる。組合では、点検と同時に整備・修理も行うわけですから、一度に処理した方が結果的に修理代が安く済むはずなんですよ」。

趣味は読書。時代小説が好きで、主に池波正太郎や平岩弓枝などを手にする。「暑い時期は、ビール片手にスポーツ観戦。サッカーは地元ジュビロのサポータークラブにも加入する熱の入れようだ。