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「電子納品」などITセミナーを拡充

ITはまなこ協同組合


▲ニーズに即したIT研修を展開する
 ITはまなこ協同組合。

 中小企業向けのIT研修やコンサルタント業務を行う同組合は、このほど顧客などからの要求に応えるため、「電子納品」セミナーの開催募集を始めた。
 近年、本県における電子納品の拡大計画が明らかになるにつれ、中小企業からセミナー開催の要望が高まっていた。原則として協同組合や協会、企業などの会議室を利用して行い、パソコンなど研修機器は組合が用意する。小人数から二○人規模の研修に対応していく構えだ。
講習内容は『電子納品の基本的手順』『電子納品の基本原則』『運用ルール』『インターネットより情報サイトの閲覧』『要領・基準(案)の説明』などで、基本操作から実務習得までをめざす。
電子納品とは、調査、設計、工事にかかる図面や写真、文書など各業務段階の最終成果を電子データで納入することをいう。
 たとえば、県土木部や都市住宅部などでは「工事完成写真」の電子納品は十八年度から、また「委託業務」については十九年度からそれぞれ義務付けられることが決まっている。
 同組合でIT研修を担当する仁井田啓子理事は、
「電子入札などの企業実務に関する講座のほか、高齢者や主婦層なども対象とした手軽なデジタル写真講座やブログなど、ニーズに即したテーマでセミナーを拡充していきたい」とのべた。
 問合せはTEL053-423-0707まで。




中小企業静岡(2006年1月号No.626)