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「朝霧ヨーグル豚」がニュービジネス大賞

朝霧ヨーグル豚販売(協)


▲左から二人目が大賞を受賞した
 朝霧ヨーグル豚販売協同組合の
 松野育士理事長。

 同組合の主力商品「朝霧ヨーグル豚」の革新性や事業化などが高く評価され、県ニュービジネス協議会主催による今年度のニュービジネス大賞に決まった。
 授賞式は、十一月一○日、沼津市のブケ東海で開催された。
 同大賞は、新しい技術の活用や特色ある商品・サービスの提供を行うなど、新規事業開拓により積極的に事業活動を展開する企業などに毎年贈られるもので、今回で十四回目を数える。
 受賞の対象となった朝霧ヨーグル豚は、数十種類に及ぶ食品加工副産物を液状に醗酵させた飼料に特徴があり、消化効率が良くなるため、糞尿のにおいが低減され発育も早い。また、疾病が少ないために抗生物質を使う必要もないなど、安全・安心に加え健康面にも配慮された新しい食肉だ。肉質はやわらかく、豚特有の臭みがないため消費者の評価は上々だ。
 同組合の松野育士理事長は、
「発売以来、需要に生産が追いつかないため、現在、販売は県東部地区に限定している状態。来年には養豚場の規模を拡充し、東京のデパートなど、県外にも取引を拡大していく」と語った。




中小企業静岡(2006年1月号No.626)