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配置転換やテニススクール誘致
大胆な運営、設備投資が奏功

袋井北部街づくり株式会社
事務局 前原 浩二

 中小小売商業の経営環境は、非常に厳しいものとなっております。しかし、当共同店舗の業績は順調に推移致しております。
 物販ゾーンにおける異業種の配置転換や坪効率を上げる為のテナント面積削減。また、面積削減となった場所への新テナント誘致や屋上テラスの有効利用として会員制テニススクール誘致等を行い、出店者31店が現在35店となり、遊休スペースは無く、お客様より好感を持たれ、パティオ専門店としての魅力を高めることになったのではと思います。
 この様な経済情勢の中で、大胆な運営、設備投資等を行なうということは、非常に判断がつきにくいのですが、そんなときこそ、中央会や行政機関など第三者の支援団体からの助言を頂きながら、プラス思考の発想に転じていくことが必要であると思います。



立体駐車場の広告業務を一括受注
新しいビジネスモデルめざす

立体駐車場景観美化(協)
磐田市 組合員数 4
理事長 橋爪 丈明

 県西部の広告制作業、屋外看板業など4社で今年3月に発足。立体駐車場の看板広告の制作・取り付けを主要事業に据える。
 異業種連携による新事業創出を研究した結果、立体駐車場における看板広告の制作・取り付け・駐車場内の清掃を看板広告の広告主から一括して受注する、今までにない新サービスを考案した。
 また、駐車場所有者に対しては看板設置料を払うシステムで、組合・広告主・駐車場所有者の3社がメリットを享受する新しいビジネスモデルとしても注目される。
 5階建て立体駐車場の受注モデルの一例を紹介すると、スポンサー企業の広告看板を9枚制作し、これを9箇所に設置。さらに駐車場内の床清掃を月1回とトイレ清掃を月4回行うなどのパッケージ商品を提案している。組合は、月1〜2件程度の受注を見込んでいる。



中小企業静岡(2005年8月号No.621)