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竹千筋細工新作展 若手職人の台頭も

静岡竹工芸(協)


▲中央後列が関東経済産業局長賞の
 「四角胴張花課盛籠」、
 左端が県知事賞の
 「フロアースタンド祝彩1500」。

 第二七回駿河竹千筋細工新作展が、一月八日から十八日までJR静岡駅構内の駿府楽市で開催された。
 会場には、花器や盆、行灯(あんどん)など伝統工芸品の魅力を紹介しようと、およそ百点の新作が展示された。
 徳川家康が愛用した鷹狩り用の餌袋に端を発するという駿河竹千筋(たけせんすじ)細工。千筋は、ひごの別名として使われ、竹の繊細さと優美な曲線を生かした作品が心の安らぎを与え、改めてブームをよんでいる。
 今年の特徴は、伝統的な作風に加えガラス細工を施すなど新たな感性を加味した若手の作品も目をひいた。
 展示に先立って行われた審査会では、最高賞の関東経済産業局長賞に大村俊一さんの「四角胴張花課盛籠」、県知事賞に黒田雅年さんの「フロアースタンド 祝彩一五○○」など、各賞が選ばれた。
 会場では、温かみのある行灯や照明カバー、手軽な値段の花器なども来場者の人気を集めた。



中小企業静岡(2005年2月号No.615)