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観光客に好評 寸又峡パーク&ウォーク

寸又峡温泉美女づくりの湯観光事業(協)


▲温泉街では全国初の試み
 「パーク&ウォーク」が好評。

 全国でも初の試みといわれる温泉地の歩行者天国、パーク&ウォークが榛原郡本川根町の寸又峡温泉地で導入され、同組合などがその実施結果をこのほどまとめた。
 百八人の観光客から得たアンケート調査結果によると、休息施設の場所や数、歩いた距離、案内・地図、風景などの項目で概ね好意的に受け止められたほか、八七%が次回の訪問時も「歩く」という回答を得た。また、九一%が何らかの形で「継続すべき」との回答を寄せるなど、歩行者天国で「安全で環境に優しい温泉地」をめざす組合の姿勢が高い評価を得る結果となった。
 年間、三五万以上の観光客が訪れる寸又峡温泉は、四分の一が紅葉シーズンに集中する。その交通渋滞解消と自然環境保全への対応が重要課題とされていた。
 同組合は、平成十三年度より二年間、中央会の補助事業を実施。町や町観光協会などの支援を得ながら、魅力的な温泉地づくりの調査や歩行者天国に関する実験を重ねてきた。こうした経過を経て、今回の実用化に踏み切った。
 実施にあたっては昨年の十一月二一日から三日間の期間導入となったが、来年以降も毎年十一月二三日の勤労感謝の日を挟んだ三日間に限定して行う考えが主流を占めている。



中小企業静岡(2005年2月号No.615)