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●虫かごからテーブルランプまで

 
駿河竹千筋細工新作展

                    
静岡竹工芸(協)


   
▲ 関東通産局長賞の「御殿虫かご」

   
▲ 伝統に新感覚を加えた受賞作品を熱心に鑑賞する入場者。


 竹ひごを使い、優雅なタッチに仕上げた作品を集めた駿河竹千筋細工新作展が一月十二日〜二五日までJR静岡駅構内の駿府楽市で開かれた。
 会場には、伝統的な花器や盆、行灯、風鈴から近代的な感覚を加えたテーブルランプやティッシュかごまでの幅広い作品、約六〇点を展示。竹ひごから生み出される職人の伝統の技に新しい感覚を加えた作品は、訪れた人々の目を引きつけた。
 なお、駿河竹千筋細工は一九七六(昭和五一)年度に、国から伝統工芸品に指定されている。展示に先立ち、通産省や県の関係者が審査し、次のような各賞が決定した。▽関東通産局長賞=森本甲子男「御殿虫かご」▽伝統的工芸品産業振興協会長賞=大村俊男「花器・さざれ石」▽県知事賞=黒田雅年「陶球」▽静岡市長賞=小林昭輔「花器・満寿」 他


中小企業静岡(1999年 3月号 No.544)