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今回の表紙は、平成元年三月十八日から五月二一日までの約二カ月間、静岡市の駿府公園で市制百周年事業として開催された「ＳＵＮＰＵ博」の模様。会場内の東海道の宿場町風につくられた店屋街では、南京玉簾などのパフォーマンスも飛び出し、期間中百万人を上回る入場者を記録した。
昨年四月からスタートした表紙のシリーズもちょうど一年、十二回目を迎え初めて「平成」の出来事を扱ったことになる。
昭和は六四年目になってから僅か七日間で終焉を迎え、「平成」にバトンタッチされた。その「平成」も十年の歴史を刻み、十一年目。最近では、「昭和」も遠い過去になろうとしている。
人はとかく過ぎ去ったことは忘れがち。一方で、少しでも過ぎ去ったことを手元に残しておきたいという欲も持っているらしい。表紙の絵が読者の方々の記憶を繋ぎ止め、語りかけるものであればと願っている。…が、気がかりは、私どもの手元資料の不足から、静岡市周辺の扱いが多くなってしまっていること。各地の懐かしのスナップ、隠れた文化財なども積極的に扱っていくべく現在、情報収集をしている。組合や読者の皆様のお宅にある写真など情報があれば是非ともお知らせいただきたい。 （敏）
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中小企業静岡3月号（通巻544号）
発行人 井上光一
発行所 静岡県中小企業団体中央会
〒420-0853 静岡市追手町44-1
TEL 054-254-1511
FAX 054-255-0673
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