富士の叫び   フラッシュ 特集  クローズアップ ケーススタディ  ネットワーク
役場の自慢話   組合にしひがし   300字登場 編集室便り

「中央会インターネット化に期待するPART1」
 
診断士等にアンケートを実施

加藤経営情報研究所
中小企業診断士 加 藤 忠 宏

 静岡県中央会がいよいよ本格的にインターネット化事業に着手するようになった。時代の流れに敏感な静岡県中央会だけに「いつかやってくれるのではないか」と期待していたが、とうとうやってくれた。かつて人気のあった劇画「北斗の拳」調で表現するならば「風雲急を告げ、静岡県中央会の勇士ついに立つ」ということになろうか。
 事業概要はわれわれにも徐々に明らかになってきた。どうやら、中央会独自のサーバーを設置し自主的にこれを運用管理していく仕組みらしい。そして、そのホームページ上から組合や組合員情報を全世界に向けて発信するという。また、各組合がホームページを作成するコストの一部を支援するというから嬉しいではないか。
 担当者と事前にお打合せをさせて頂いているときに「どれだけ集まるか心配です」と弱気の発言をされていた。しかし、希望アンケートの結果は予想を大きく覆して60組合以上が参加を希望しているという。まさに嬉しい悲鳴というやつである。ぜひ、多くの組合にご参加頂いて静岡県に組合ありの心意気をみせつけて欲しい。
 さて、それに先立ち中央会のインターネット事業に関する事前アンケート調査とその集計を依頼された。非常におもしろい結果がでたので今回と次回の2回で一部を公表する。
●調査の仕方-1、アンケートの実施期間:
平成9年6月1日〜6月15日-2、アンケートの発問・回答形式:
電子メール-3、母集団:中小企業診断士(開業/未開業)、診断士受験者、その他民間企業等
 民間企業等には、地元金融機関、商工会、商工会青年部メンバーらが含まれる。電子メールの機動性もあって、全32名中回答件数は29件(91%)と極めて高率であった。
〈母集団の構成〉

 アンケート回答者のうち、65%が診断士である。ついで診断士受験中の者が多く(21%)、両者をあわせると86%になる。一般人3人として区分されるものは、金融機関、商工会議所青年部、パソコンインストラクターの各1人である。
 また、全29人中女性の割合は3人で約10%である。なお全体の回答率が91%であったのに対して女性の回答率は(5分の3)60%であった。

〈母集団に関する結言〉
 以上のことから、母集団の属性について整理すると以下のとおりとなる。
・高い回答率の要因としてあげられ る電子メールと中央会への関心
・高い県外診断士の関心(100%)
・すばやい県外診断士の反応/遅い県内診断士の反応
・高い男性の関心/低い女性の関心-次回は中央会の情報発信について求められるものをテーマとします。
 請うご期待。


商店街活動「消費税改正による影響は?」野口冬樹」に移動
 中小企業静岡(1997年09月号 No.526)
目次に戻る