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未来を創造する 静岡型産業の育成を |
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静岡県商工労働部長 鈴木 雅近 |
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現状分析に力を入れる この7月、企画部知事公室長から商工労働部長に就任した。 「景気は上向いていると言われていますが、中小企業の経営環境は依然として厳しい状況です。しかし、幸いにして静岡県の中小企業は、ベンチャー企業の活躍や異業種交流がさかんに行われるなど、そのポテンシャルは高い。みなさんの声を聞きながら、我々がやるべきことを見極めたい」と抱負を語る。 幅広い視点を重視 重視するのはグローバルな視野を持つこと。 「これだけ経済が国際化すると、ローカルな感覚だけでは問題は解決できない。地方の中小企業は特に、幅広い視野を持って活動することが求められる時代になっています」と現状を分析する。 このような中で行政の立場からは、 「福祉や環境問題など、これまでビジネスに結びつきにくかった分野にも力を入れたい。時代にあった施策を打ち出し、21世紀の静岡型産業をみなさんと一緒に作り上げていきたいと思います」と意欲をのぞかせる。 中央会ともなじみは深い これまで、高齢者対策課長、学事課長、商工労働企画課長などを歴任。中でも商工畑は長く、通算9年目になるという。 「井上会長を始め、中央会の方とも一緒に仕事をしてきました。顔なじみの方もたくさんいますよ」と笑う。 「あまり物事を深刻に考えない方ですね。済んでしまったことにはクヨクヨせず前向きに、がモットーです」という語り口から、気さくな人柄を感じさせる。 趣味はスポーツ全般。最近は観戦が中心だというが、アメリカンフットボールやバスケットボールなど、海外の情報にも詳しい。 今後挑戦してみたいことを尋ねると、 「オートバイのエンジン整備をやってみたい」と意外な答え。 「東名高速をオートバイで走っている人を見るとうらやましくてね。まずはメカニックの勉強から始めてみたいんですよ」と笑う。 昭和17年10月生れ 天秤座 |
中小企業静岡(1997年09月号 No.526) |