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くみあい百景



▼今年度新規事業で受注した
 配水管更生工事作業


▲今年度新規事業で受注した
 配水管更生工事作業

受注実績が順調に拡大

 学前記証明取得以降、十七年度は二つの事業を新規に受注するなど、組合の実績は順調に拡大を続けている。
 その一つは、市の配水管更生工事で、一般家庭に配水する市内中心管内部を丸ごと清掃する業務である。
 二つ目は、市内中心管と各家庭を結ぶ配水管百六十箇所のメータ鉛管の改良工事業務である。新規事業の合計受注高は、約三千万円を超える規模となる。齋藤知一理事長は「水道管業者は、専門業者も含め数多く、サービスも激化している。伊東市の土地等地理条件を熟知し、水道管工事の多数の実績を行政に評価いただき、今回受注できました」と話す。
「毎月定例会を開催し、組合事業について組合員が作業状況、今後の受注予定などを打合せする。情報を共有し、組合活動の意識付けを行い品質の確保、向上を目指す。受注規模の拡大にも意思統一を常に図ることで、運営はスムーズにいってます」と説明する齋藤知一理事長。
 規制緩和で指定管理者制度の導入など、行政サービスを民間業者に委託する傾向も強まっている。
 「任意グループ活動開始以降蓄積した水道管技術、経験、人脈やノウハウは組合の大きな財産。行政サービスの民間への開放は、組合にとってもビジネス拡大と捉えている。今年度の新規受注も取得した官公需適格組合証明が、大きな追い風になったと思う。今後も顧客ニーズを把握し、信頼を重ねながら、積極的に共同受注事業を展開していきたい」と齋藤知一理事長は意気込みを語る。



中小企業静岡(2006年2月号No.627)