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中小企業の経営を直撃
適格退職年金の課題と対応を学ぶ

静岡県中央会

 適格退職年金制度の課題と対応策を探ろうと、静岡県中央会は七月二七日の沼津を皮切りに県内三会場で「課題解決セミナー」を開催した。
 各会場には、適格退職年金を採用している企業や組合関係者などおよそ五○人が出席し、真剣な眼差しで講義に聞き入った。
▲講師の高松氏は「適格年金の移行問題は
 できるだけ早い対応を」と助言した。
 現在、適格退職年金を採用している企業は、年金資産の運用悪化によって積み立て不足を抱えており、これが企業経営を圧迫する要因にもなっている。
 セミナーでは企業コンサルティングに豊富な実績をもつ年金数理人の高松義武氏が、適格退職年金の現状や移行問題、退職金制度の再構築の進め方について具体例を示しながら早期対応の重要性を説いた。また、本会が実施する特定退職金共済制度や総合年金共済制度に関する説明会も行われた。
 セミナー終了後、参加者から「具体例が多く分かりやすかった」「組合単位でセミナーを実施してほしい」などの意見が寄せられた。



中小企業静岡(2005年9月号No.622)