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特別講習会「元気な企業は、なぜ「元気」なのか？」

静岡県中小企業団体中央会

▲キャスターの藤沢久美氏が
「元気企業」の秘訣を紹介した。
　中央会は、三月一○日、静岡市のブケ東海で特別講習会を開催した。
会場には、組合職員ら八二人が出席。ＮＨＫのキャスター藤沢久美氏が「いま元気な企業は、なぜ“元気”なのか？」と題し、取材活動を通じて知りえた躍進企業の秘訣を披露した。
　紹介された企業のひとつ、長野県伊那市のメーカー伊那食品工業は、「かんてん」メーカー。四五期連続増収の超優良企業で、飛躍の秘訣は、かんてんにこだわり、研究開発に力を入れ続けていることだと説明した。
　その過程で得た様々な開発ヒントをもとに、和菓子や医薬品、バイオテクノロジーなど各分野で応用され、商品化に結び付けていると指摘。具体的には、つやつやな口紅やゼリー状の飲む朝ごはんなど、大手企業のヒット商品の要素技術を支えているという。
　藤沢氏は、「異分野に参入しつつも、かんてん技術から軸足は決してブレていないところが成功の秘訣」と述べた。


中小企業静岡（２００５年４月号Ｎｏ．６１７）