駿河湾深層水でおいしい低脂肪乳
新ブランド「ＮＥＷ乳」発売

静岡牛乳(協)

試飲会では長蛇の列ができるほどの人気。上右側が新発売の「低脂肪乳」。

同組合は駿河湾深層水を使った新ブランド「ＮＥＷ乳（にゅうにゅう）」を昨年11月23日に発売した。静岡市のツインメッセ静岡で同月25・26日に開催された「産業フェア静岡2006」では、商品の試飲ブースを設け来場者にＰＲを展開。試飲アンケートへの回答者には、1リットルパックがプレゼントされるとあって、長蛇の列が並んだ。
「ＮＥＷ乳」の開発は、今年度組合が実施する活路開拓調査・実現化事業の一環として取り組んできたもので、その第1弾として発売されたのが今回の低脂肪乳だ。脂肪分を抑えながら駿河湾深層水やハチミツを加えることで、サラッとしたのみ口とまろやかな風味を引き出したのが特徴。主なターゲットは、20代から40代の女性層で、「健康とダイエットに関心が高い方にお勧めしたい」と同組合の大庭圭壹理事長は言う。
年明けには第2弾として、同じく駿河湾深層水を使用した濃厚乳を発売する考えで、「幅広い層から購入いただくブランド商品として育てて生きたい」（同）と意気込みを語った。
牛乳は「安心食品」「高栄養価」などが評価され、長年食卓に定着してきたが、近年、代替製品が次々に台頭。同組合はこうした危機感から、消費者の健康志向をとらえた新商品の開発・販売に踏み切った。