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景況ウォッチ

11月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量と設備操業度が前年同月を上回る結果となった。
前月の値との比較では、売上高をはじめ5項目にて悪化幅が縮小している。
前月に続き原油は値下げとなったが、資材価格の高騰、人手不足などが課題となっている。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品] 沼津市
マグロの漁獲調整など水産資源が管理されるなか、業界では加工原料魚の調達に苦労している。昨年の不漁続きを挽回できるような調達を期待している。
[繊維・同製品] 浜松市
季節的要因もあり、受注はやや好転。しかし、重油価格高騰は止まったものの、関連資材の値上げが止まらず、収益面で依然厳しい状況。
[窯業・土石製品] 静岡市
需要期に入り、作業員を増加しなければならない状況となった。しかし、思ったように人材が集まらないのが実状。
[家電小売] 静岡市
現在の主力商品は、地デジ対応大型テレビとDVD機器。単価ダウンと今ひとつ、盛り上がりに欠ける市況に悩んでいる。
[運輸] 静岡市
軽油価格は値下げとなったが、前年同月比で1リットル約5円の上昇。荷動きは改善しているが、収益状況、資金繰りは依然厳しい。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。