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景況ウォッチ

6月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目にて前年同月を上回る傾向は、依然として在庫数量と設備操業度の2項目のみ。

前月の値との比較では、多くが悪化傾向を示す中設備操業度のみが上昇。一方で売上高、資金繰りが他の項目に比べ、悪化の度合いが大きく見られた。

なお、製造業に比べ非製造業の悪化傾向が強く今後の経済情勢の変化による影響に注意が必要。

業界の声

対象17業種より抜粋

[繊維・同製品] 磐田市
クールビズによる影響は、国内産地にはあまり効果なし。
中国製品の輸入拡大により、当組合員も廃業・事業縮小を余儀なくされ、産地としての存在感も弱まっている。
[窯業・土石製品] 富士市
製紙業関連を対象に生コン出荷が対前年比123%となった。
この傾向が今後も続くよう期待する。
[鉄鋼・金属] 湖西市
日産系の受注が販売量の減少に伴い、生産計画が縮小された。
対前年比20〜25%減となっている。
[商店街] 静岡市
駐車禁止の取り締まり強化で、商店街内への車の出入りが減少。バイクの駐輪場も少なく、来街者から不便との声を聞く。
[運輸] 静岡市
天候不順でエアコン、飲料水の荷動きが鈍い。燃料も前年同月比10〜12円上昇。相変わらず運賃転嫁も進まず、収益と資金繰りが大幅に悪化している。
DI値の推移
※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100
なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。