家庭紙製造販売の林製紙株式会社は、文字や漫画など様々な印刷を施したオリジナルのトイレットペーパーを販売。中学レベルの英語問題や防災知識などを印刷し、トイレの時間を楽しく有意義に過ごせるためのアイデア商品として話題を呼んでいる。

同社は17年前から、紙のロールに印刷できるプリンターを他社に先駆けて導入。企業の宣伝広告、贈答用として多様な印刷技術を駆使したトイレ紙を製造してきた。

昨年9月、大手住宅機器メーカーからの依頼で、川柳コンクールの入賞作品を印刷したトイレ紙を製造。

これが、1ヶ月半で4万個のヒットをとばし、予想を超える展開を見せた。このため同社では新戦略として、プリント商品の強化充実を決定。「知って便利なシリーズ」として地震防災編、健康編、環境編などを、「面白シリーズ」として英語編、金運が良くなる編、トイレで迷路編など2つのシリーズを立ち上げ同社直営店や戸田書店、東急ハンズ新宿店などで販売を始めた。

いずれも幅11.4センチメートル、長さ30メートルの2枚重ね。豆知識などの情報が88センチメートル間隔で繰り返しプリントされている。小売希望価格は1個126円。

同社の林浩之社長は、「トイレ紙であってトイレ紙でない、というのが商品コンセプト。包装紙だけをカラー印刷した開運・ダルマロールなども販促品、イベントの景品として人気。中小企業や組合などの販促品、イベントの景品としてご活用いただければ」と手ごたえをつかんでいる。

「トイレ紙であってトイレ紙でない」と林浩之社長。

企業や組合などのイベント景品・販促品などにも最適だ。

「環境に優しい紙づくり」をめざす林製紙株式会社。