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景況ウォッチ

5月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目中、前年同月を上回る傾向は依然として在庫数量と設備操業度の2項目のみ。

前月の値との比較では、売上高を含め3項目が上昇。特に販売価格はここ数年でもっともプラスに近い値となり、資金繰りも盛夏で回復著しかった平成16年8月以来の高い値となった。取引条件など3項目が前月と同値となった。今後の中小企業の景気回復度の伸展が期待される。

業界の声

対象17業種より抜粋

[紙・紙加工品] 富士市

再生トイレ紙の価格修正に成果が見られる。値上げで出荷が減少しているが、7月以降大手も価格修正する見込みで、収益等につき家庭紙市況にやや明るさが見られる。

[輸送用機器] 浜松市

自動車関連の好況に比べ、建設関連企業の収益低下も周辺から聞かれる。地域としての全体的な好況感は乏しい。

[家電小売] 静岡市
低温・多雨が災いし、エアコン販売が低調。また、サッカーワールドカップに向けた大型テレビの販売も振るわなかった。
[運輸] 静岡市
燃料費高騰に加え、道路交通法改正への対応に苦慮している。
取り締まり強化への対策に一層のコスト増が見込まれ、厳しい景況感。
DI値の推移
※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100
なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。