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編集室便り

最近、トリニダード・ドバゴ共和国、トーゴ共和国といった国々を耳にした人は、少なからずのサッカーファンである。

一般にはなじみが薄い国名だが、サッカーとなれば話は別。北中米カリブ海やアフリカの代表としてワールドカップ初出場を果たしたこれら諸国は、いっきに世界の注目を集めた。そういえば、4年前の日韓大会でカメルーンのキャンプ地として一躍有名になった大分県「中津江村」もまだ記憶に新しい。国や地域までも一種のブランドにしてしまうのもワールドカップの魔力だ。

さて、W杯に習うまでもなくブランド化の第一歩は知名度の向上にある。そうした認知の上に、有形・無形の仕掛けを継続的に繰り出すことで、はじめて消費者の心をくすぐる。県内でも様々な組合が、地域資源の掘り起しやブランド化構築に動き始めている。今後、その活躍ぶりを精力的に取材していきたい。(矢部)