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ビジネスレポート

沼津で昭和モダンギャラリー

沼津大手町(商振)など八商店街

大手町さんさんホール1階に設置された昭和30年代の懐かしい駄菓子屋。店内には軽三輪のミゼットも展示された。

JR沼津駅南口に位置する八商店街は、2月三3日から10日間、街を昭和にタイムスリップする「昭和モダンギャラリー」を開催した。

街が輝いていた時代を振り返り活気を取り戻そうという催しで、昭和のレトロブームが続くなか、各商店街の秘蔵品を展示するなどしてストリートギャラリーを演出した。

沼津大手町商店街振興組合は、地区内のさんさんホール一階に昭和30年代の懐かしい駄菓子屋を設置。三島市内の菓子卸・小売店の協力を得て実現したもので、昔ながらのガラスケースに駄菓子を入れて陳列・販売した。また、店内には、昭和の活気が伝わる軽三輪のミゼットも展示され、ノスタルジーの演出に一役買った。

沼津あげつち商店街振興組合は「昔を懐かしむ貴重な逸品コーナー」で昭和初めのミシンや印半纏(ばんてん)などを、商店街振興組合沼津アーケード名店街は、「昭和の道具」をテーマに二眼レフカメラなどを飾った。沼津仲見世商店街振興組合は「チャンバラ通り」を企画。東映のチャンバラ映画ポスターを30点近く並べ、チャンバラビデオを上映した。映画街として親しまれた沼津上本通り商店街振興組合は、地元信用金庫本店ギャラリーに「理由なき反抗」「慕情」といった洋画や「寅さんシリーズ」などの邦画の封切り当時のポスターを飾った。

このほか、銀座通り商店会の「昭和思い出の逸品」、新仲見世商店街の「昭和からの贈り物」、駅前名店街の「タカラヅカミステリー」をテーマに昭和ロマンの復刻を競い合った。