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事務局 多士済々

気配りの「笑顔」に秘めた芯の強さ

中部重機協同組合
事務局長 宮田祥子氏

明るい人柄、やさしさ溢れる笑顔。組合員に対しても、「また来たくなるような雰囲気」を醸し出すのは、彼女の人柄に負うところが大きい。

それだけではない。業界とキチンと向き合う姿勢こそが、その真骨頂といえる。平成6年に建設業経理事務士2級、7年には職業訓練指導員、8年には2級土木施工管理技士と、並みの男性以上に資格取得に意欲を燃やしたのもその現れだ。組合事務局に就いたのは、昭和58年9月。やがて、その仕事振りが高く評価され、正規職員に登用。平成3年には、事務局長に昇格した。公共事業が花盛りの時代は、民間の宅地造成や官公庁の案件など、組合で3億円の受注実績をあげる時期もあった。

「5,600万円の掘削機を現金で買うような時代もありました。お金を稼ぐ喜びと苦労。2つが入り混じった思い出です」。

組合職員として、今年で23年を数えるが、思い出すのは楽しかった日々だ。「島根県出雲での全国大会、県のヨーロッパ視察、労務改善団体連合会のブラジル視察など、多くの友人と知り合えた」と懐かしむ。ただ一つ、辛い経験といえば、組合員の倒産処理業務と振り返る。

職員協会では幹事・副会長の要職を歴任するなど、ここでも持ち前の積極性を発揮。研修事業・交流会などあらゆる機会で活躍した。「第1に、上司に恵まれました。女性だからといって、事務所に籠るのでなく、外の世界に出て行くべきだと教えられて」と女性の進出に理解を示す同組合の山川安豊専務理事に感謝する。

「最近、健康には気を使うようになりました。暇を見つけてはラジオ体操や散歩、登山とか」。

夫婦でつくるきのこヨーグルトは、毎朝の日課だ。