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景況ウォッチ

(2月の情報連絡員月次景況調査より)

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目中、在庫数量と設備操業度を除く7項目がマイナス傾向。全体的に低迷する中、一般機器と輸送用機器のみが好調さを維持している。

前月の値との比較では、販売価格、設備操業度、雇用人員がポイント上昇し、悪化幅縮小。しかし、業界の景況が二ケタの悪化を示し、1月の好調さを維持することが出来なかった。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品製造]藤枝市
中国産シイタケが価格上昇。仕入数量が減り、在庫数量が減少、販売価格が上昇し、結果として収益状況がやや悪化した。
[輸送用機器]焼津市
最近の設備操業度の上昇から、新たに設備の増加を図る組合員が見受けられる。
[石油小売]静岡市
国の財政難を理由に、ガソリン税の更なる増税が見込まれる。組合員の事業所店頭にて、反対の署名活動を展開する。
[建設]静岡市
本年度の公共工事発注は、ほぼ終了。民間工事の受注は、景気の好況感、設備投資の堅調感から比較的明るい見通し。
[運輸]富士市
荷動きも悪く、軽油価格も上昇の一途。経費高騰の際、増加分を荷主が負担するバンカーサーチャージ制度導入を進めている。
DI値の推移
※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。