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▲伊豆市での「食のひらめき会」の
 活動風景と佐野理事長。


商業者や主婦らが企業組合で
地場産品PR、販路拡大

(企)富士宮・食のひらめき会

 地域特産品のPRや販路開拓を図ろうと、富士宮市内の商業者らが企業組合富士宮・食のひらめき会を発足した。
 四月に登記を済ませており、ゴールデンウィークや夏休みなど休日を利用して県内外の観光地や行楽地などに出向き、富士宮やきそばなど地元特産品の販売や宣伝を行う計画だ。
 組合員は富士宮市、富士市などの商業者や会社役員、主婦ら十三人で、二年前から任意グループとして近隣のイベントなどへの出店を進めてきた。
 近年、富士宮やきそばブームもあり出店先での人気も高まる中、対外的信頼度の向上や特産品の開発、独自の店舗開設などをビジョンに据え組合設立を決めたもの。
 清水七夕まつりや河津桜まつり、焼津さかなセンターなど、四○を越える各地のイベントに出店し、やきそばなどの実演販売や漬物、和菓子といった隠れた地元産品を幅広く販売していく考えである。
 同組合の佐野通雄理事長は、
「商店のあり方として、待ちの姿勢だけでは限界がある。組合員が扱う自慢の特産品などを各地で積極的に販売し、街の賑わい創出に一役買いたい」と語った。



中小企業静岡(2005年5月号No.618)