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▲運営方針について語る
久保田理事長(上)と
学校長を務める
平野副理事長(下)
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現場重視の教育が目的
美容師試験を受けるには、養成施設で必要な知識・技能を修得する必要がある。国が定めた基本的な受講時間は二千時間。必修課目千四百時間、選択課目六百時間となっている。組合では選択課目を八百時間とし二千二百時間を生徒に課している。
理事長は「高齢化社会の到来で福祉施設での美容が増えることが想定される。そこで福祉・ボランティアの授業にも力を入れている。福祉施設に実習生を受入れていただくなど、クリアすべき課題もあるが、将来ホームヘルパー二級の資格が取得できるよう努力したい」と話す。
美容学校の校長を務める平野副理事長も「美容師の仕事はテクニックと同時に、お客様とのコミュニケーションが求められる。サロンでどういう人材が必要とされているかを重点に、豊富な実務経験を持った専任教員が指導にあたっている」という。
来年度が実質のスタート
養成学校の授業は火曜日〜金曜日の四日間。店舗休日の月曜日は有資格者の技能向上のために施設を有効活用している。
設立当初から実施している共同購入も独自性がある。『コストのかからない材料、良い品を安く』をモットーにシャンプー、トリートメント、ハサミ等はメーカーに直接発注。組合専用の消耗品、資材を作って組合員に供給している。
技術的な面では、エステ同様トラブルが多いといわれるメイクの技術修得を重視。検定認定試験でのランク付けで、生徒の向上心を刺激している。
組合では今、来年四月の二期生を迎える準備に入っている。一、二期生が揃う来年度が実質のスタートと考え人材育成、技能の向上、経営力の強化を柱に事業を推進していく。
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