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特 集
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従業員の雇用形態別構成比(G‐3)では、正社員は八割ほどに止まり、パートタイマーなどの労働力に頼っている現況が分かる。特に女性従業員の三割はパートタイマーとして雇用。派遣社員も着実に増えており、全体では五%に満たないが、製造業においては、かなり活用が進んでいる。サービス業のなかでは、対事業所サービス業(ソフトフェア事業等)において、九・〇%と抜きんでている。他のサービス業では、パートとアルバイトの活用に重きを置いているようだ。
*「パートタイム労働者」
一日の所定労働時間が常用労働者より短い者、または一日の所定労働時間は同じでも、一週の所定労働日数が少ない者。
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■従業員の雇用形態別構成比【G−3】
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(従業員実数合計)
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正社員
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パートタイマー
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派遣
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アルバイト
・その他
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全 国(750,477人)
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80.9
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12.3
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1.8
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5.0
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静 岡 県(17,886人)
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79.3
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10.1
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4.5
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6.1
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男 性(12,971人)
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87.2
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3.2
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4.0
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5.5
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女 性(4,915人)
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58.4
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28.2
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5.8
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7.6
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製 造 業 計(10,691人)
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78.5
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10.8
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6.8
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4.0
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非製造業計(7,195人)
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80.6
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9.1
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1.1
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9.2
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経営状況
製造業に明るさが
「現在の経営状況は一年前と比べていかがですか」の問いに対しては、「良い」九・六%に対し、「悪い」五六・七%、「変わらない」三三・七%(G‐4)。
僅差ながらも「良い」とした企業は十年度以降では最高値となった。前年度がこの数年間の最低値(五・七%)だけに、一年前との比較である当設問の回答だけでは一概に言えないまでも、製造業(十二・四%)は昨年六・三%からの大幅増。特に機械器具(二二・六%)、金属同製品(十六・三%)などが目を引いた。
今後の経営方針は「強化拡大」二三・七%、「現状維持」六七・九%、「縮小・廃止」七・二%、「その他」一・二%。
経営状況が「良い」とした数値は上昇しながらも、「強化拡大」策はむしろ昨年より一・七ポイントの減となった。
苦境が続いた中で、経営の効率化、体力強化を優先する企業が多いようだ。
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