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 富士緑化管理協同組合
 富士の自然に溶け込む
 「こどもの国」を維持管理

〒419-0205
富士市天間189番地の1
理事長 渡井公平
組合員  13名
TEL:0545-71-4740



▲雄大な富士をバックにした「こどもの国」


大地と自然が遊具の公園

 一昨年五月、子供の日。富士山麓に、子供の夢と、創造性を育む冒険遊びの場「富士山こどもの国」がオープンした。
 公園は、富士山の裾野に一九三ヘクタールの広さをもつ自然溢れる広場である。
 施設は、「街」のエリア「草原」「水」の国がすでにオープン。「山」「地」「森」の国が準備中。公園は、場所柄を活かし自然の緑が溢れる中にあり、大地と自然が遊具の公園だ。
 公園の主役は子供、主役を暖かく包み込む脇役の緑。この主役を引き立てる緑の維持管理を組合が受け持っている。



創造的事業で活路を開く

 平成十一年九月、富士市内の造園業者十三社が組合を設立、公園の緑の全般を管理している。
 大地と自然が遊具の公園で施設のメインは緑、日頃の十分な管理が求められる。
 富士市内には、県道の管理を担当する組合が設立され活動している。しかし、造園業者の中には、従業員の高齢化、後継者不足など深刻な問題を抱えている業者も多い。管理組合のメンバーは、比較的スムースに世代交代が行われ、若手技術者の育成にも積極的に取り組んでいる。組合員は、緑の維持管理だけでなく建設業法の許可を取得し、造園工事など創造的な分野にも意欲的な姿勢を示している。


中小企業静岡(2001年 8月号 No.573)