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通所介護と子育て支援始めました

「えんの会の家」がオープン

えんの会(企)




▲風呂には手作りの手すりなど、
 高齢者への配慮が行き届いている。
 オープンハウスで来場者に
 説明する長瀬理事長(右)。
 女性部の設立に向けて、
 度重なる意見交換が行なわれてきた。

 女性を中心(組合員七名、うち女性六名)にディサービスや子育て支援事業を行うため、この四月に設立されたえんの会(企)では、事業の拠点となる「えんの会の家」を七月よりオープン。六月二四日には、関係者にお披露目するオープンハウスを行い、多くの方々が見学やお祝いに訪れた。
 同所は伊豆箱根鉄道・伊豆長岡駅から東へ約五〇〇メートル、韮山南小の近隣に建つ平屋建ての一軒家。静養室、台所、機能訓練室兼食堂などの四部屋を有する。
 民間の借家を改装したもので、組合員が自らの手で、床の段差をなくし、トイレを和式から洋式にしたり、風呂に手すりをつけるなどバリアフリー化した。
 「メンバーは、ヘルパー、保母、医師、看護婦、介護福祉士、教師経験者などで、介護保険法が始まる前から勉強会をしてきました。高齢者の方々がここに来ると、ほっとする場所になれば…」と長瀬禮子理事長は今後の展開に意欲をみせる。
 同所ではお年寄りの通所介護(ディサービス)のほか、子育て援助に関する相談、不登校児童・生徒の受入れなども行う。
 通所介護は当面、町のディサービスが休みの土・日曜と祭日(いずれも原則として午前十時〜午後四時)、定員は八人。子育て支援は木曜日の午前中の予定だが、送迎や曜日、時間、料金などは相談に応じる。



事業の拠点となる「えんの会の家」。
看板左上のロゴマークは、バリアフリー
伊豆研究会の戸谷知恵子さんが提供。
淡い緑を基調に、二人が支えあっている
様子を表し、(1)助け合い(2)えがお
(3)サークルなど、8つの意味が
込められている。


中小企業静岡(2001年 8月号 No.573)