富士の叫び
フラッシュ
特 集
REPORT
ネットワーク
展示会情報
くみあい百景
ワンポイント
読者プラザ
新設組合紹介
編集室だより







涼を呼ぶ新作七〇点、注染の実演も

浜松ゆかたまつり

(社)静岡県繊維協会  浜松ゆかた振興会




▲色とりどりの新作が並んだ会場。伝統の技とさわやかなデザイン感覚が涼しさを演出した。




▲今年二月に郷土工芸品として指定された
 浜松独特の染めの手法「注染」の実演は大人気。

 清涼感あふれる新作ゆかた七〇点が、染めの技術やそのデザインを競った。
 七月七日、八日の両日に開催された「浜松ゆかたまつり」は、市民にゆかた文化を紹介し、産地活性化につなげる年一回の恒例イベント。昨年までの浜松駅前フォルテから、今回は会場を静岡文化芸術大学(浜松市野口町)に移し開催された。
 今年の色合いはパステル調の明るいものが多く、花柄をあしらったものなどが好評。また、伝統的な染色技法の「注染=そそぎ染め」の実演には、熟練職人の手により独特の趣きと深みのある色合いや柄が出来上がっていく様に人垣ができた。
 会場内は、七夕飾りやのぼりで飾り付けられ、屋外ではチャリティーバザーのほかヨーヨー、輪投げなどのコーナーも設けられ、縁日のような雰囲気の中で、詰めかけた若者や家族連れは地元産品のゆかたの魅力に触れていた。


中小企業静岡(2001年 8月号 No.573)