富士の叫び
フラッシュ
特集
専門家の眼
ネットワーク
東西見聞録
くみあい百景
ワンポイント
読者プラザ
編集室だより






 オイショ!ヤイショ!表紙画面からは、そんな掛け声が聞こえてきそうな力がみなぎっている。
 花火の合図で百数十町の大凧が一斉に舞いあがり、約6mmの麻糸を切りあう合戦が始まる。数百人が入り乱れ闘う姿は、見事なまでに勇壮だ。凧合戦が済むと、夜は彫刻やちょうちんで飾った豪華絢爛な御殿屋台の引き回しが催される。暗闇に浮かび上がる御殿屋台は見物人を魅了する。
 5月3日〜5日に行なわれる浜松まつりは、今やゴールデンウィークの全国の人出予想ベストテンに入るほどの人気行事。凧あげは、一説には今から430年ほど前、当時の城主の長男誕生を祝って城中高く凧をあげたことが起源だという。
 さて、ゴールデンウィークも明けると5月は総会シーズン。また、今月号の特集では、中央会の通常総会の模様を扱わせていただいた。組合にとっても、本会にとっても、実質的な年度のスタートはこれからだ。
 取り巻く状況は相変わらずの厳しさ。景気の方も凧のようにはあがらない。どんな風が吹くのかもわからない。
 しかし、どこか責任転嫁の匂いのするバブル崩壊後の「失われた10年」を唱えるようなことをしているよりも、凧を操るときのように、ただ、ひたすらに前向きに、組合員が一体となって、その折々の風に対応しながら、力強く中小企業と組合の底力を発揮していきたいものだ。 [敏]




中小企業静岡5月号(通巻570号)
発行人 井上光一
発行所 静岡県中小企業団体中央会
〒420−0853 静岡市追手町44−1
TEL:054−254−1511
FAX:054−255−0673

中央会ホームページ http://www.siz-sba.or.jp/

E−mailアドレス joho@siz-sba.or.jp

皆様のご意見をお待ちしております。
(TEL,FAX等でもお受け致します。)


中小企業静岡(2001年 5月号 No.570)