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「アリの目と鷹の目」

中央会静岡本部

真野 匡雄



 中小企業診断士養成課程の最後の企業診断実習でのことです。
工場内の製造ラインの横で作業状況を観察していると、指導員の診断士に、工場の壁面につけられた階段の最上階に呼ばれ、この様に言われました。
 「君たちは今、アリの目で現場を見た。次はここから鷹の目で現場を見なさい。」
 細部を詳細に見極める「アリの目」と、視野を広げて物事を俯瞰して眺める「鷹の目」では、見えてくる物がまったく違い、診断業務にはそのどちらが欠けてもいけないという教えです。
診断業務に限らず、この2つの視点を持つことは重要です。
何事かに自信を持ったり、熱中したりすると細部にこだわり、物事の本質を見失うことがあります。
その様な時には、一歩引いて広い視野で全体を見渡せる余裕が欲しいものです。



「ホームページの立ち上げに成功」

浜松織物卸商(協)

専務理事 池田 俊彦



 21世紀を迎え情報化時代が激化する中で、当浜松織物産地がその時代に乗り遅れては大変だという観点に立ち、私の様な老体にムチを打って、これからの世代を背負って行くためにも、当織商青年部(後継者)各位の商売への情熱と積極性を生かし、遅ればせながらインターネットによる「orisyou」のホームページを立ち上げる事に成功した。
 しかし、青年部全体で検討する事に無理があることから(取り引きが最優先)、青年部の役員を中心に本年の2月の完成を目指して、なんと6回ほど企画検討会を重ね、青年部員の多忙な中を協力して頂き、青年部長と事務局とでまとめあげました。ここまで到達するまでには大変苦労はしたものの、皆さんのバックアップのお陰で完成を見たものと感謝に耐えません。


中小企業静岡(2001年 5月号 No.570)