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▲地域の活性化を熱く語る
 豊田理事長(左)と鈴木専務理事(右)

基本的な姿勢は隣組

 葬儀があれば、組合員がそろいの緑のジャンパーを着て、駐車場の交通整理まで担当する。隣組の葬儀の感覚で親身になって行動する。「口で言うより行動」をモットーに組合員全員参加で取り組んでいる。
 「顔見知りが、湖西の町で、責任を持った商いをする」これが組合の基本姿勢と鈴木専務理事。「商売の基本は利益の地元への還元」と強調する。
 事業は昨年のスタートから、順調に進み、役員が当番制で組合に常駐、葬儀の受付けにあたっている。葬儀の運営業務は組合員である専門業者「平成セレモニー」が担当する。
 「葬儀費用の明細がはっきりした明朗なシステム作り。義理人情を絡めるなかで、地縁、血縁と顔見知りの多い点を生かし、地域に密着したサービスで、勝負していきたい」と一般的に分かりにくい葬儀費用の明朗化と地域に密着したサービスの提供を豊田理事長が強調する。

様々なイベントで活性化

 組合名の商工セレモニーは、組合で取り組むイベントを葬儀だけに限定しないためにつけたもの。昨年も、理科の先生の発表会を受注して、無事に成功させている。
 「これからも、地域の様々なイベントを手がけ、ノウハウを地元に蓄積し、活気溢れる街作りを目指したい」と新たな分野への挑戦が、これからの街の活性化に向けて、起爆剤になればと理事長は語る。


中小企業静岡(2001年 5月号 No.570)