七月九日〜十二日にわたり、日米経営会議静岡大会(大会会長・井上光一県中央会会長)が静岡市「グランシップ」を中心に開催された。
会議はアメリカ西部経営学会が海外の学者や経営学者との交流などを目的に二年に一回開いているもので、その五回目。静岡県での大会は一九九〇年の第一回以来、十年ぶりとなる。日米双方の経営学者や県内の若手経営者など二五〇人以上が参加した。
今大会のテーマは「二一世紀の静岡、日本の再生」。第一回大会では、米国が日本的経営を学んだが、今回は日本側が好景気に沸く米国の経営手法を学ぶ形となった。
十日に開かれた公開プログラムでは、グレン・フクシマ前在日米国商工会議所会頭が「二〇〇一年、日本は必ずよみがえる」と題して、ビデオ講演。戦略の明確化、IT活用などにより、日本本来の底力を再度発揮することを予測。続くパネルディスカッションでは、国内経済の革新について議論が展開された。
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