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静岡県花き市場協同組合
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情報化武装こそ花市場の将来として位置づけ
今年、精力的に情報化事業を実施
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〒410−0007
沼津市西沢田榎田332
TEL:0559−23−1818
FAX:0559−24−4118
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▲活気に満ちた取引が展開される花き市場。
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花の流通の要として
魚市場、青果市場は一般的に知られているが、花き市場の名前を日頃耳にすることは比較的少ない。むしろ一般的には「花市場」の方が耳慣れたものなのかもしれない。
静岡県花き市場(協)は、静岡県下の切り花、鉢植えなどの「花市場」(花の卸売市場)五社で構成され、組合員は沼津、静岡、藤枝、浜松に分布している。
花き市場もその役割は、魚市場、青果市場とまったく同じ。つまり、生産農家が各花き市場に切り花、鉢植えを持ち込み、花の小売業者がその市場でセリ落とすという、生産者、小売業者間の流通の要の位置は今も変らない。
とはいえ、市場を巡る経済環境も厳しい。
「全国には二七〇ほどの花市場があるが、売上げが伸びているのは数社程度。特にここ二、三年前から全体売上も二〇%程度のマイナスなんです」と斎藤 保理事長も顔を曇らせる。原因の一つは全体的な景気低迷にもある。家計の切り詰めで、嗜好品としての花は真っ先に影響を受けるからである。
特に当組合を構成する地方花き市場会社は深刻である。
「売上が伸びているのは数社といいましたが、いずれも中央花き市場なんです。それも大都市圏。産地の生産物が大量に中央に送られ、中央市場はそれを受け入れる巨大な消費需要を持っているからです」(同)ともいう。
生産農家にとっても大量消費地というのは、輸送コスト、利幅という意味でも魅力である。
といって、このまま地方花市場の低迷を見過ごすわけにはいかない。何らかの方策が必要である。
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