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 静岡県中小企業労務協会

 今年設立五〇年
 豊富なサービスと情報提供の充実をはかる

〒411−0907
駿東郡清水町伏見804−1
TEL 0559−73−6300


▲組合員の応対と実務処理に日々奮闘。

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 組合は昨年、活路開拓調査事業を実施した。
 テーマは「新規組合事業の開発と実施」である。
 「社労士の業界も顧客獲得、価格のダンピングなど厳しい現況」(同)にあるという。
 「そのためにも事業の充実、サービスの向上、職員の資質の向上をはかる必要がある。」(同)
 活路開拓委員会は、理事長、専務、外部委員、そして八事業所の所長で構成された。実務スタッフ中心の布陣といってよい。約一年の調査事業では、先進地視察、アンケートによる組合員の意識調査などが実施された。
 「一番印象的だったのは、アンケート調査結果でした。それまでは自分の目でしか見てなかったものが、今回は他人(組合員)の目でいろいろ評価してもらった。その結果、判ったことがずいぶん多い。職員の評価も全体として高かった」(同)と笑顔で語る。
 作成された活路開拓報告書を見ても、組合員の組合に期待するものは多い。
 組合も活路開拓の成果を具体的に新規事業として実施したい意向である。
 その一つが、サービス提供事業の強化である。具体的には、組合員に対して格安な宿泊施設の斡旋提供、レジャー・トラベルの必要情報と格安な提供など、暮らしに役立つ幅広い情報の提供を図りたいとしている。
 この事業で組合収入が図れる訳ではないが、各種のサービス情報の提供を通じ、組合員の事業利用の機会を広げ、結果としてメイン事業の拡大になればという発想もあるようだ。
 組合は今年、設立五〇周年記念式典を開催する。
 「その準備に追われているんですよ。特に、組合の沿革を調べるのは大変ですね」(同)。
県下でも半世紀の歴史と実績をもつ組合は数少ない。優秀なスタッフの多い当組合の今後の半世紀の発展を期待したい。


中小企業静岡(1999年 5月号 No.546)