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伝統の技術と作家のオリジナリティが融合
 「匠の技展」
                     
(協)しずおか匠の会

▲駿河竹工芸の微細加工技術に来場者も驚嘆。


▲期間中、約5千人が匠の技に触れた。


 静岡の伝統工芸品の伝承者の集まりである、(協)しずおか匠の会の展示即売会「匠の技展」が八月二〇日〜二四日まで静岡市の静岡伊勢丹七階美術画廊で開催された。
 会場には、静岡さいこうデザイン賞を五年連続で受賞した匠の会四人の藍染め、竹千筋細工、履物、漆器や協賛三人の張り子、凧、紙人形の約八〇〇点が展示された。
 匠の会は十五年前から活動を始め、一昨年、協同組合化。「違う種類の伝統工芸品を受け継いでいる人がお互いの作品で刺激し合い、新製品の開発だけでなく、熱意ある新業者の発掘や幅広い分野からの顧客誘致を起爆剤に優れた作品作りを目指している」(増田理事長)。
 今回も、藍染めが履物に使われるなど、伝統を守りながらも独自性を打ち出した作品が並び、来場者は静岡の伝統と作品に込められた新しい息吹を味わっていた。


中小企業静岡(1998年 10月号 No.539)