ネットサーフィング
富士の叫び
フラッシュ
特集
クローズアップ
Q&A
ネットワーク
10〜11月
組合百景
読者プラザ
編集室だより

「″全国技能五輪大会″
静岡で開催」

静岡大工建築業(協)
静岡技能士会会長
小林 明世

 我が国に技能士制度が制定されたのが昭和34年。その頃は検定職種も少数でしたが、今では137にも及ぶ。その内技能五輪は31職種。全国大会の代表者は、世界技能五輪大会にも出場できる。その全国大会が、平成11年10月22日〜25日迄「技能五輪しずおか99」と銘打ち静岡県で開催され、スローガンは″ふじのくに鍛えた技の夢発信″。その為、県では今年度の技能競技大会をツインメッセ静岡で9月27日、技能五輪プレイベントと称して一堂に会して行った。
 昨今の若い人はホワイトカラーに憧れ公務員志向が強く、技能士等の3Kといわれる職種に進む人が少ないのが残念でならない。しかし我々技能士は、腕を磨き職業に誇りを持って、社会の為自分の為に頑張っています。


「次代に託す」


中央会指導課
       渡辺 国義

 製造業における生産ラインにおいて、「次工程はお客様」という言葉があります。作業者がラインの中で、自分の担当する業務を行う際に、次工程の作業者をお客様と想定して、満足してもらえる仕事を心がけるという意味で、私の大好きな言葉の一つです。
 工場の生産ラインにおけるなどというと、関係ないと思われる方も多いでしょうが、たとえば事務処理を業務としていても、必ず誰かが次の段階の仕事を引く継ぐわけですから、ミスのないように心がけることは社会人として当たり前の行為です。
 しかし、自分の責任を先送りにし、後進に道を譲る経営者がTVや新聞をにぎわしている昨今、自分の責任ぐらいはなんとか果たして行きたいと、改めて思う今日この頃です。


中小企業静岡(1998年 10月号 No.539)