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「時の流れ」
ケイ・アンド・ティー・システム協同組合
伊東  聡

 二〇代の頃、友達と南アルプスの山登りを楽しんでいたが、週末に限られたため、どうしても二軒小屋ロッジを利用した登山計画が立てられず、毎年茶臼岳周辺であきらめていた。
 結婚後少しずつ、南アルプスに行く事もなくなり、奥深い小屋の事もすっかり忘れていた。そんな時である。
 思いがけない機会にめぐまれ、二軒小屋ロッジを訪れることができた。
 焼津から井川、畑薙第一ダムまで四時間、さらにバスで一時間、その小屋は初秋の色づいた林の中にあった。日頃の時間という糸がぷつんと切れ、時の流れが止まってしまった。
 夜、月は青く光り、雲の流れが速く、星の輝きを充分楽しむ事ができた。
 翌日は、転付峠に登り、帰路についたが、バスの中では、ひざが笑っていたことは言うまでもありません。
 誘っていただいた皆様に、感謝感謝。


 


「散 歩」
社団法人静岡県環境資源協会
佐野 浩聡

 秋は気候も良くて大変過ごしやすい。暑かった夏も終わり、朝晩は少し肌寒くなってきた。昼間もカラッとした暑さなので不快感はない。そう、今は一年で最もいい季節である。昔から「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」と言われるのも、この気候によるものだと感じる今日この頃である。
 最近、仕事中にフラッと散歩に行きたいという衝動にかられる。秋はやや食べ過ぎ気味になるので、散歩はもってこいである。また、この季節は木々の紅葉、落葉等を見ることができるので、体だけでなく心もリフレッシュすることができる。
 食べ過ぎの貴方、仕事でストレスの溜まっている貴方、散歩しましょう。

 


中小企業静岡(1997年11月号 No.528)