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商店街にカメラ設置防犯システムを導入(神奈川)
 横浜・元町の地元商店で構成する協同組合元町SS会は商店街内にカラーモニターなどを利用した新たな防犯・防災システムを導入。
 システム名は「元町 セーフティ・アイシステム」。
 全長約六〇〇?の元町通りに計十八台の監視カメラを設置した。うち七台はズームレンズ付きで、回転台機能も備えた複合一体型カメラ。広い範囲を監視できるうえ、特定の場所を拡大撮影し、夜間でも鮮明な画像が得られる。
 カメラの映像は、元町SS会の事務所のモニター室で一台分ごとに見ることができる。また、室内には、VTRを十九台設置し、カメラの映像が自動的に録画されるようになっている。
 来店客のプライバシーを保護するため、原則として録画した画像は三日間で消却する仕組み。
 同時に、商店街内にスピーカーを新たに二〇本設置し、災害情報など緊急時のアナウンスに役立てるとともに、イベント情報なども随時提供していく方針だ。

 

 

空き店舗をお年寄りの交流の場に!(長野)
  須坂ショッピングセンター内に、「高齢者ふれあいセンター」がオープンした。これは、市内のボランティアグループ「結(ゆい)の会」からの要請に基づいて実現したもので、須坂ショッピングセンター協同組合が空き店舗を活用して、高齢者福祉の施設に変えたもの。
 高齢者ふれあいセンターは、「結の会」が運営する高齢者ふれあいルームと、ショッピングセンターが運営する在宅介護用品展示場で構成されている。
 高齢者ふれあいルームでは、結の会の会員三人が世話人となって、お年寄りと交流する。子供とお年寄りの折り紙教室などイベントも定期的に開いていく計画だ。
 同組合では、訪れるお年寄りと一緒に学び合う場にしたい、としている。

収納箱を利用!ごみゼロ引っ越し事業始める(東京)
 新宿周辺の物流業者四七社で組織する協同組合新宿摩天楼は、ごみゼロの引っ越し事業に乗り出す。再利用可能なプラスチック製の収納箱を使い、引っ越し先に荷物が到着した際にこの収納箱を持ち帰る仕組み。たんすの引き出しがそのまま入る収納箱のほか、衣類がハンガーごとに収納できるタイプなど複数を開発中。
 この箱は、会員企業に最低二〇箱以上購入してもらい、足りない場合は組合からレンタル方式で補給する。
 当面組合が、都内を中心に受注し、最寄りの会員企業を顧客の自宅や事務所に派遣する。
 同組合は、都庁など高層ビルへの共同配送が主要事業だが、環境面に配慮した事業で中小物流業者の生き残りを模索する。


 中小企業静岡(1997年11月号 No.528)
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