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 今月の表紙は、広大な朝霧高原の一角に位置する「田貫湖」を取り上げた。
 この湖からは、富士山の全景を真東に仰ぐことができ、湖面に映る逆さ富士の図はあまりにも有名だ。
 湖は東西一キロ、南北に〇・五キロ、その周囲は四キロ。灌漑用の人工湖だが、東の富士山、西には天子ヶ岳を仰ぎ、その雄大な風景は来る人を魅了してやまない。
 また湖畔を巡る一面の草原には、ツツジが群生し、春は桜、秋は紅葉と季節ごとに人々を楽しませてくれる。
 こうした情報を収集するにあたり、レジャー感覚で現地に出向き取材できれば“ウマイ”のだが、なかなかそういうわけにも行かず、インターネットを使ったネット上での観光と相成った。
 ところで、今月の特集で取り上げた「共同受注」。モノによっては“ネット上で契約締結”などということが、近い将来、ごく当たり前のようになるのだろう。
 だからこそ、よけいに人の温かみや本物の感触を大切にしたい。
 取材もしかり…。現場の雰囲気を肌で感じることが基本。ふと、そんなことを思ったりもする。

(秀)


 中小企業静岡(1997年10月号 No.527)
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