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中小企業との 信頼関係を第一に |
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静岡県電気工事工業組合 理事長 加藤 明
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工業と自然が調和する町 この8月、浜松支店長に就任した。 「浜松は工業都市という印象を持っていましたが、浜名湖をはじめとして自然も豊かですね。私の住まいの周りでも、いろいろな鳥や虫の鳴き声を聞くこともでき、工業と自然が調和している町だと思います」と当地の印象を語る。 千葉県出身で入庫は昭和51年。岐阜支店を振り出しに、押上、浦安、堺の各支店、本店事業開発部、松戸支店に勤務。特に印象深いのは、浦安で組合員が200人を超える鉄鋼団地で、組合会館内への出張所の開設に携わったことだという。 「店舗を1から作るという経験はなかなかできないこと。苦労もありましたがいい勉強をさせていただきました」と当時を振り返る。 浜松支店長に就任後、県西部地区の経営者と交流する中で、 「中小企業の経営環境は相変わらず厳しいですが、こちらの経営者の皆さんはこれに打ち勝とうというチャレンジ精神旺盛な方が多いですね。まずは早く浜松に慣れて、皆さんのお役に立ちたいと思います」 と抱負を語る。 感謝の気持ちを大切に 支店長として心掛けることは顧客との信頼関係。 「これからの金融機関はただ融資をしていればいいというものではない。中小企業のさまざまなニーズに応え、情報提供をしていくことが求められています。税務や財務、事業承継など経営者の皆さんがお困りの問題についてご相談にお応えしていきたい。そのためには、お客様のニーズを把握するとともに、ご相談をいただけるだけの信頼関係を構築することが第一だと考えています」 穏やかな語り口と柔和な表情から温厚な人柄が感じられる。 “感謝の気持ちを大切に”が生活信条。 電話を受けたらまず、「ありがとうございます」と応えるように心掛けているという。 趣味は落語を聴くこととラグビー観戦。 「これからラグビーのシーズンに入ってくるので今から楽しみにしているんですよ」と笑う。 昭和27年5月生れ 双子座 |
中小企業静岡(1997年10月号 No.527) |