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「五風十雨」

焼津駅前通り商店街振興組合
金田 千恵子
 最近、国内外を問わず悲惨な事故や事件が頻繁に発生しており、現代を生きる私達は皆一様に不安を抱えている。いつか新聞で読んだ記事の中の『五風十雨』という言葉が浮かんで来る。
 読んで字の如く五日ごとに風は吹き十日目位には雨が降るというように、世の中は日々さまざまな出来事が次から次へと起こるのが常。それが当たり前と悟っていれば、どんな出来事に遭遇してもうろたえることはないというような意味だったと記憶している。
 人は皆色々な出来事に直面して、困ったり悩んだりするものだが、そんな時ふとこの言葉を思い出して、何事が起こっても強く立ち向かっていけるように、日頃から心の容量を広く持ちたいと思っている。
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「ある日の出来事」
社団法人静岡県環境資源協会

遠藤  実
  最近はアウトドアがブームである。四駆に荷物を満載し、山や川でバーベキューを満喫する。私はいつもこんなスタイルで楽しんでいる。
 ある日の出来事である。川沿いを歩いているとアウトドアを楽しむ人を見かけたので、私も少し河原を散策する事にした。暫くするとちょっとした事に気づいた。それは今まで見た事のない、何気ない自然が沢山あるという事である。驚きでありまた新鮮であった。
 たまにはこんな風に散策するのもいいものだ。準備もない、抱えきれない程のゴミも出ない。余分な事に気を使わずのんびりできる。しかも5分もあれば充分。ちょっとした事に気がつくのも、こんな気軽な散策だからだろう。
 「何気ない自然に出会う」改めてそう考え直すある日の出来事であった。


 中小企業静岡(1997年10月号 No.527)
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