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●現代の食生活に合う食品開発を考える

静岡県食品産業協議会
静岡県食品・バイオ機械工業会

 「現代の食生活に合う食品開発を考える」をテーマに、9月3日、静岡市の県静岡工業技術センターで、県食品産業協議会等四団体の共催で食品加工技術研修会が開催された。
 この研修会には、食品や食品加工機械の製造メーカー、公設試験研究機関、大学関係者等52人が参加し、これからの生活様式の変化に適合した食品開発の方向について研修した。
 講師に招かれた食品アナリストの三沢ひろこさんからは、「いまや高齢化、少子化、世帯人数の減少など、社会生活は大きく変化している。高齢者が食品に大きく影響を与える時代を意識するとともに、4人単位の食品製造から1人単位に発想をかえる必要もある」と指摘。これからの食品業界は社会構造の変化を見た中で、製品開発に取り組むべきと強調した。
 この研修会では、このほか東京大学大学院農学生命科学研究科の大久保明氏が「脱気水の性質と食品加工への利用」をテーマに講演。受講者にとって関心の深い事項だけに二人の講師の話を熱心に聞いた。

▲52人の食品関連業者等が熱心に受講した。

 

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 中小企業静岡(1997年10月号 No.527)
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