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●深刻な環境破壊をどうくい止めるか!
 日・独の専門家がそれぞれ提言

静岡県
(社)静岡県環境資源協会 他

▲600人が参加し、地球環境について考えた。
 8月26日、地球規模で環境破壊が進む中で、今我々にできることは何かを考える「県地球環境技術シンポジウム」が、静岡市のホテルセンチュリー静岡で開催された。
 このシンポジウムは、静岡県や(社)県環境資源協会など6団体が主催したもので、東京大学生産技術研究所の山本良一教授が「持続可能社会とエコデザイン」をテーマに講演したほか、ヴァパータール気候・環境・エネルギー研究所のエルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー所長が「資源生産性の4倍化」について講演を行った。
 山本教授からは、物質エネルギーの利用が環境に大きな影響を与えていることを認識したうえで、企業側は、少ない物質で効果を得る経済体制の構築を進め、市民も環境に優しい製品を優先的に利用するなど、できることを実行に移すよう訴えた。
 このあと講演したワイツゼッカー氏は、二酸化炭素排出量削減を強く訴えるとともに、資源生産効率の向上や天然資源の過剰な利用の抑制などを指摘した。
 当日は、県内各地から行政、企業経営者など600人が参加し、講師の話を熱心に聞いた。
▲山本良一教授とワイツゼッカー
所長が講演した。
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 中小企業静岡(1997年10月号 No.527)
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