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景況ウォッチ

(21年9月の情報連絡員月次景況調査より)

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量のみ前年同月を上回る傾向。売上高、収益状況にて-70.0を下回る厳しい状況。また販売価格、設備操業度にて直近10年で最も低い値となった。

前月の値との比較では、取引条件など4項目で値が上昇し、悪化幅縮小。一方売上高、販売価格、収益状況は減少し、今後の資金繰りにも不安が残る。

業界の声

対象17業種より抜粋

[食料品] 沼津市
従業員の高齢化が進み、作業効率向上が難しい。一方で失業率が上昇するなど、雇用対策への課題を感じる。
[鉄鋼・金] 浜松市
電気メッキは10%程度仕事量が増加。しかし、二輪関連は厳しい状況。
[一般機器] 富士市
エコ関連事業や自動車関連で忙しさも見られるが、全体的には一時の50%程度。以前の状況までの回復は難しく、下請業種は厳しい状況。
[サービス業(宿泊業)] 伊豆市
シルバーウィークは好天に恵まれ、稼働も高推移となり前年同月比100%。ただし、10月の予約状況がよくない。
[運輸業]島田市
自動車関連で一部需要が増加しているが、高速道路の土日1000円制度で渋滞が生じ、運行に苦慮している。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。