静岡県中小企業団体中央会Shizuoka Prefectural Federation of Small Business Associations. |
昭和43年10月1日 |
CHUOKAI MONTHLY 2007 October No.647 「仕組みをつくり意識を変え地域再生」 事務局代表者会議で横石氏講演静岡県中央会・県職員協会
県中央会主催(県職員協会協賛)による事務局代表者会議が9月20日、静岡市の静岡グランドホテル中島屋で、組合職員など120人を超える出席者を得て開催された。 あいさつに立った中央会の石田耕司常務理事は、 「地域の活性化は、農工連携を含め、地方からいかに情報を発信するかに依るところが大きい。この研修会をそのヒントにして頂きたい」と述べた。 講演会では、株式会社いろどりの横石知二副社長が「地域資源でビジネスを創る。〜おばあちゃんたちの葉っぱビジネス〜」をテーマに地域活性化への熱い思いを語った。 横石氏は、人口わずか2000人の徳島県上勝町で高齢者を活用し、もみじや南天、柿などの葉を料理の“つま”として全国の料亭に出荷する「葉っぱビジネス」を立ち上げ、年商2億5000万円までに成長させた仕掛け人。 同氏が農協の営農指導員として同町に赴任したのは28年前。 「町を覆っていたのは、諦めや田舎は負け組という意識、そして女性の活躍の場の少なさだった」。 それらを払拭させ、ビジネスをスタートさせたヒントは、出張で立ち寄った大阪の料理店で耳にした女性客の、料理よりそれを飾るもみじの葉を褒める会話だった。 「何もないと思っていた町に宝が眠っている」。 ここから地域再生へのチャレンジが始まった。成功のポイントは、 「自らの住む地域の価値を知る、地域独自の仕組みを築く、そして、出来ないと最初から諦めるのではなく、どうやったら出来るかを考えることだ」と説いた。
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