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景況ウォッチ

5月の情報連絡員月次景況調査より

静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。

概況

全9項目のうち、在庫数量、販売価格、雇用人員にて前年同月を上回る結果となった。一方、前月マイナスに転じた設備操業度は、今月は一層その傾向を強めた。

前月の値との比較では、雇用人員の改善傾向が今月も継続。しかし、売上高、業界の景況が他に比べ悪化傾向が拡大している。

業界の声

対象17業種より抜粋

[繊維・同製品] 浜松市
受注が春から秋冬物に移行する時期。しかし、発注はこま切れや様子見と苦しい状況が続いている。平均単価が上昇したが、採算割れが続いている。
[一般機器] 浜松市
技術力を有する企業へ受注が集中する傾向にあり、同業種間においても二極化現象が進んでいる。
[家電小売] 静岡市
天候不順の傾向からルームエアコンの動きが低調。5月末〜6月中旬のイベント展開で何とか回復を狙う。
[商店街] 三島市
前年同月に比べ、売上高がやや増加。人通りも少し賑わいが増した。しかし、これが長続きするか見通しは立たない。
[運輸] 静岡市
原油価格高騰と円安の影響により、軽油価格が再び上昇傾向。各社とも収益は悪化し続け、厳しい経営状況が続いている。

DI値の推移

※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。