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沼津魚仲買商協同組合
常に時代を先取りした事業展開で 「水産沼津ブランド」の発展を図る
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沼津ブランドのあじのひもの
黒潮に恵まれた駿河湾の奥に位置するのが、港まち沼津である。地域の水産業は、近海の優れた漁場と漁業関係者の力によって発展してきた。代表的産物である風味豊かなあじのひものは、国内トップシェアを占め、古くから沼津ブランドとして定着している。
当組合は、沼津魚市場の仲買人資格をもつ業者によって構成される。あじのひもの製造加工業や鮮魚の荷受け・出荷業、煮干し加工業と業種もさまざま。設立は昭和二五年と沼津地域では一、二を争い長い歴史を持ちながら、組合員は一二一名を数える。
現在、総務委員会や企画開発委員会、容器委員会、冷蔵委員会、振興委員会、資格審査委員会など六つの委員会で組合運営を行う。
組合事業は、商品保管用の冷蔵倉庫を運営する冷蔵事業や水産物の配送容器を共同仕入・販売する容器事業、消費地への搬送を行う運輸関連事業のほか水産物の共同宣伝事業などを行う。
冷蔵事業では、平成八年、総事業費約十一億円をかけ完成した立体冷蔵倉庫を利用し、新鮮な魚介類を保管している。鉄骨二階建、約九千トンの保管能力、最高マイナス四十度と沼津地域で設備、規模とも群を抜く超低温冷蔵庫だ。コンピュータ制御によるラック式の自動入出庫装置が設けられており、荷物の出し入れをスピーディにした。品質管理の向上、事務コストの削減、安全性の飛躍的向上を図っている。
容器事業では、昭和四五年に鮮魚などを配送する際に使う容器として旧来の木箱や樽に代わり全国に先駆けて発泡スチロール容器を導入。軽量化、低価格などとともに、干物を凍結し配送する保冷技術を利用し、全国への配送を可能にした。
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