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 視 点 
 ネットワーク 
 編集室便り 



組合が一歩前に進むためには

藤枝建築事業協同組合
理事長 望月 隆睦

 この組合に今一番必要としているのは何なんだろうか?と自分に問い掛けてみる。
 組合員の皆さんは毎日一生懸命自分が取り組むべきことを考えて仕事に取り組んでいます。それなのに、周りをよく見るとハウスメーカーの建つ家ばかりです。
 我々がこの地域の家造りに脈々と受け継がれて来た技術を駆使して建てさせていただく家が、今どうしてユーザーの皆様に受け入れられて貰えないのだろうか?
 そんなことを思い悩んでいる時、この組合に『理念』がないことに気づきました。
 組合に『理念』を吹き込むには組合の“ブランド”をつくるしかほかにないと考えました。
 組合員一同其目標に向かって一歩一歩前に進んでいます。
 有志による、発足総会を早く開くように頑張ります。



健康ブームが追い風
組合事業で業容拡大めざす

静岡中央牛乳販売事業(協)
静岡市
理事長 朝比奈 幹雄

 躍進する大手スーパーやコンビニエンスストアなどの煽りを受け、牛乳宅配業界の業況は長く低迷期に入っていた。
 しかし、近年、高齢者世帯の増加や健康志向の高まりなどを背景に、同業界全体が活況をみせ始めている。とりわけ組合員の取引先で、業界トップシェアを誇る大手乳業メーカーは昨年度、前期比5%増の売上増を果たすなど、後続メーカーも軒並み需要拡大を見込んでいる。
 こうした中、今年3月、牛乳の安定仕入・安定供給を通じて経営体質の強化を図ろうと静岡市や沼津市などの同業者5人で組合を設立。宅配牛乳やヨーグルト飲料、副資材などの共同購入事業のほか販促のための共同宣伝事業などを実施する。
 組合の朝比奈幹雄理事長は、「今後、新規事業の展開なども視野に入れ、組織化のメリットを最大限に追求していく」とのべた。



中小企業静岡(2005年11月号No.624)